染色加工技術・企画

立体感の追加

「UV硬化インク」は、UVレジン樹脂同様の光重合材を含んだインクで、紫外線を照射することで印刷を即時に固着させる特性を持ちます。これを応用することで、印刷を同じ箇所に何層も重ねることで印刷面に半立体的な凹凸を形成することができます。積層数や積層面積の変更で、多彩な立体感を表現でき、クリエイターのイメージやトレンドをスピーディーに具現化・商品化することが可能です。

リアルなテクスチャ再現

木の質感・油彩の筆使い・水滴の光沢など、さまざまなイメージを忠実に再現する弊社のUVプリント技術は、その卓越した視覚性・触感性に高い評価を得ています。例えば、国際条例や絶滅危惧で入手が困難になったエキゾチックレザーの凹凸・起毛感を再現する事が可能です。

色彩とディテールの精密性

豊富な色彩表現と高い出力解像度は当社のUVプリントの精密性を最高水準にまで高め、繊細なデザインや文字までをクリアに出力します。高精度のUVプリントにより、ゲーム・アニメ作品のコスチュームや着ぐるみなど、キャラクターが持つ“2次元”におけるイメージをそのままに、グッズや衣装など多種多様な素材・形状を用いて鮮やかに”2.5次元”化することができます。また、デジタルを主体としたクリエーター・アーティストにとって、当社の”UVプリント”技術は、物質的な作品・商品制作の新しい選択肢となるものと考えます。

UVプリントにおける「ホワイト（白）インク」は、透明素材や濃色素材において、印刷の鮮やかな発色を引き立たせ、多様な素材にも驚くほどのクオリティを実現し、”印刷物”に新たな次元の美しさをプラスします。

素材の色に影響されない魅力

透明素材や濃色素材素材に対して、薄い塗膜でも高い隠蔽性を誇り、デザインが持つ本来の鮮やかさや深みを忠実に表現することができます。アクリルやビニールといった透明素材への印刷も、ホワイトインクを用いることで、素材の特性に左右されず、イメージ通りに印刷することができます。
また、透明素材ではホワイトインクの隠蔽力を用いることで”裏表で異なるイメージ”を印刷する新たな表現方法も可能になります。

立体感を引き立てる

当社で用いる「ホワイトインク」は他積層印刷を行うことで、繊細かつシャープな立体感を演出することが可能です。精細なイメージに僅かな物理的起伏を与えるだけで驚くような奥行きと質感が再現され、よりリアリティ溢れる視覚体験をユーザーに提供することができます。
広告・ディスプレイ・アートプロジェクト・イベントなど、多岐に渡る分野において、「ホワイトインク」の活用はデザイナーやクリエイターに新たな可能性を提案し、よりクリエイティブで自由なデザインを喚起します。

当社では高い透明度と耐久性を誇る「クリア（透明）インク」を採用し、より自由度の高いデザインと精巧でリアルな再現性・高い堅牢強度を印刷物にもたらします。

立体感を引き立てる

「クリアインク」をホワイトインク同様多層印刷することによって、潤いを感じる水滴や飛び出してくるキャラクター・テキストなどを臨場感あふれるデザインに仕上げることができます。
「クリアインク」を用いて立体感を与えることで、デザインを見る角度によって様々な表情を映し出す多面性を高めることができ、アート作品はもちろん、サインや造形物にもより豊かな感情を吹き込む事が可能です。

「艶あり」「艶なし」の使い分け

イメージを損なわず光沢感を付加できる「クリアインク」は、デザインに高級感とユニークな視覚効果を与えます。当社ではグロス（艶あり）マット（艶なし）両タイプの仕上がりを使い分けることができます。
「グロス」タイプではニス引きした様な艶、また、多層印刷を行えば”盛り上がった水滴”のようなシズル感を。「マット」タイプでは”なめし革”のような上品な光沢やエンボスのような浮き彫り模様風の凹凸感を演出し、作品・商品に更なる付加価値を”印刷”で産み出す事ができます。

保護と耐摩耗性

「クリアインク」は耐久性・対摩擦性に優れた特性を持っていることから、印刷面を保護し、デザインの美しさ・魅力を長期間に渡り維持する事が可能となります。屋内外を問わず、舞台やテーマパークなど、消耗性の高い場面で使用される舞台衣装や雑貨であっても、「クリアインク」を施すことで耐久性を飛躍的に高める事ができます。